分電盤取替工事 ご家庭の分電盤が壊れた時の改修方法

配電盤工事について

分電盤内部のブレーカーについて

分電盤の役割は大きく分けて三つあります。
1.家庭内(屋内)の配線へ電気を分ける。
2.漏電を検出して電気をすぐに止める(漏電遮断器)
3.電気の使いすぎを監視限界を超えると素早く電気を止める。(安全ブレーカー)

漏電遮断器(漏電ブレーカー)

漏電遮断器

屋内の配線や電気器具のどこかで漏電があるとすぐにそれを感知し電気を素早く止める安全装置。

古い古民家などですと長い間電気設備を改修しておらず漏電遮断器がついてない分電盤も見受けられます。

安全のために漏電ブレーカーの設置を強くお勧めいたします。
※単相3線式では中性線欠相保護付の漏電遮断器を取り付けましょう

漏電表示ボタン

漏電が発生して電気を止めた場合に飛び出します。

定期的にテストボタンを押して漏電表示ボタンが正常に飛びだし宅内の電気が遮断(停電する)されることを確認しましょう。

テストボタン

漏電遮断機が正しく動くかどうかチェックできます。

ボタンを押すと漏電ブレーカーのレバーが真ん中で止まりトリップ状態となります。
※テストボタンを押すと漏電遮断器遮断され国内のすべての電気が止まります。

停電可能な状態にしたあとテストボタンを作動させましょう。

テストボタンで遮断されない場合

テストボタンで漏電遮断器が遮断されない場合は何かしらの原因で漏電ブレーカーに異常が起きていることが考えられます。

漏電ブレーカーが正常に動かないと電気設備に何か異常があった時に正しく電気が遮断されませんので早めに改修を電気工事店に依頼しましょう。
漏電ブレーカーの寿命は一般的に13年だと言われています。

13年経っていなくてもテストボタンで機能しなければ業者に相談しましょう。

 安全ブレーカー(配線用遮断器)

ブレーカーは電磁作用またはバイメタルが熱で湾曲する性質を利用して規定の電流以上に使いすぎたり配線や器具がショートしたときに、自動的に電気を遮断する機能を持っています。
安全ブレーカー(配線用遮断器)はサーキットブレーカーとも呼ばれますが種類は同じとなります。

分電盤の寿命交換の時期の目安は

内蔵ブレーカーの更新推奨時期が13年とされています。
【(一社)日本電機工業会
「住宅用分電盤用遮断器の更新推奨時期に関する調査報告書より」】

内蔵ブレイカーの更新推奨時期は13年とされておりますが月に一度程度テストボタンで動作確認を行ってください。
正常に動作しない場合は速やかに改修工事を依頼しましょう。

テストボタンでの確認の他に下記のような異常が発生した場合は速やかに交換工事を行いましょう。

・分電盤に焦げた形跡がある。
・分電盤からジージーと音がする。
・分電盤が熱を帯びている。
など

これらの症状が見られるようであればすぐに分電盤を交換した方が良いでしょう。

分電盤を取り替えは自分でできる?

分電盤の取り替え工事は電気工事士の免許が必要となりますので一般のお客様が DIY での取り替えは止めましょう。
※電気工事士の免許がないと施工することができません

電気の知識経験がなく施工してしまった場合に
電線を間違えて接続してしまった場合には、100V の回路に200Vが流れてしまったりするとパソコンや家電等が壊れてしまう恐れがあります。

分電盤の取り替え中に短絡(ショート)させてしまうと怪我をする恐れもありますので工事は電気工事店などの業者に依頼しましょう。

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分電盤の交換費用は

分電盤の安全ブレーカーの数、漏電ブレーカーのアンペア数によって変わってきます。
およそ工事代金が2万円〜、取り替える分電盤の大きさ種類によっては作業代金が高くなってきます。

内訳としましては下記となります。
工事代金+配電盤の価格+諸経費+取外した配電盤の処分費

標準的な分電盤の取り替え工事の価格はおよそ5万円からとなっております。分電盤取替工事ページ

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どのような分電盤を設置するか交換時注意点

分電盤を取り替える際の注意点をいくつか確認しておきましょう。

分電盤を移設する際の注意点や新しく取り替える分電盤の大きさまたこれから家電を増やす際に専用コンセントを増設する場合に再度分電盤を取り替えなくてもいいように安全ブレーカ(配線用遮断器)の個数を検討した上で分電盤を選んでいきましょう。

 分電盤を移設する場合

分電盤の移設するにあたって注意しなければならないかとはいくつかあります。

今現在分電盤が設置してある場所と同じ位置に新しい分電盤を取り付ける場合は特に問題はありません。

分電盤をあまりにも低い設置したい場合、
簡易点検できない場所に設置する場合、
配電盤の前面部にスペースがない場合など

現在設置の分電盤の位置より上記のような場所に移設をしたい場合は電気工事店に相談しましょう。

分電盤移設工事は取り替え工事に比べて配線工事が伴いますので、工事代金が高くなります。
分電盤移設工事を希望の仕方は電気工事店など業者にに一度お見積もりをお願いしましょう。

 分電盤の大きさ

現在の分電盤の大きさに比べて新しく設置する分電盤は小型化されており大きさのが小さくなる場合があります。

現在設置してある古い分電盤を取り外して同じ漏電ブレーカー(漏電遮断器)容量同じ安全ブレーカー(配線用遮断器)数の新しい分電盤を取り付けると現在設置してある古い分電盤よりも新しい分電盤は小型化が進んでおり古い分電盤の跡や汚れまた 壁に空いた穴などが目立つ場合があります。

分電盤を決めるときは古い分電盤の後や汚れ穴が目立たないように同程度の大きさの分電盤を設置するようにしましょう。
横幅はフリースペース付き分電盤などを利用して古い分電盤の横幅に合うようにしましょう。

 分岐回路数

1つの回路で使える電気は20アンペアまでとなっているため消費電力が1000Wを超えるような家電製品はそれぞれ専用コンセントで使う必要があります。
※専用コンセントとは分電盤設置してある安全ブレーカ(配線用遮断器)1つに対してコンセントを1か所使用できる配線ことをさします。

専用コンセントで配線する必要がある主な家電製品
・エアコン
・電子レンジ
・浴室乾燥機
・IH クッキングヒーター
・食洗機
・電気暖房器具
・洗濯乾燥機
ご家庭で使用する家電製品で上記以外でも電気ケトル、ドライヤー、炊飯器など熱を出すものは消費電力が大きいので専用コンセントで使用することをお勧めいたします。
分電盤を取り替える際はこれからご家庭で使われる家電が増えると思われますのでまた増やす予定がある場合は新たに専用コンセントを増やす場合に分電盤を改修工事をしなくてもいいように安全ブレーカー(配線用遮断器)の数量を余裕を持った大きさの分電盤を選ぶようにしましょう。

省エネ対応 災害対応分電盤

現在、様々な種類の分電盤が発売されています。
IH エコキュート電気温水器対応型分電盤、EV PHEV 充電回路対応分電盤などご家庭での用途に合わせた分電盤の設置することで分電盤が綺麗になります。

安心機能付き住宅分電盤の紹介

地震あんしんばん

震度5以上の地震でグラっと揺れたら自動OFF!
二次災害防止に役立ちます。

震度5以上の地震が来たとき、感震ブレーカーが疑似漏電信号を送り主幹漏電ブレーカーを強制遮断して電源をストップ。避難時ブレーカーを切り忘れても安心な設計です。

地震がおさまって電気が復旧したときが危険!
大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがありますが、電気が復旧した時に倒れてストーブなどによる二次災害の危険が潜んでいます。

加速度センサーで地震をキャッチ!
加速度センサーにより周期・加速度と震度の関係に近い動作特性(震度5)を実現また生活保護フィルターにより自身と生活での揺れ区別し、誤検知防止が可能になりました。

感震ブレーカーは現在設置している分電盤に後から設置することも可能です電気工事店や業者に相談してみましょう。

かみなり対応分電盤

ゴロゴロと鳴ったら大切な機器をしっかりガード!
電源がアース側から侵入した異常電圧(雷サージ)は電気製品や保有データを壊す恐れがあります。

雷落ちなくても雷が起こるのはなぜ?

雷が落ちるとその周辺にある電線や電話線、アンテナなどに瞬間何万ボルトのサージが発生。数キロ先の落雷でも電線などを伝わって建物に入り込むことで電化製品など故障させる場合があります。

避雷器は繰り返し使えます。

避雷器の LED が消灯したら交換のサインとなります。

盤用避雷器を設置して雷から電化製品やパソコンをしっかり守りましょう。
24時間動いてパソコンが動いている事務所などでは落雷での停電でパソコンが止まってしまう可能性があります。出来る限り停電の可能性を小さくしましょう。

盤用避雷器は現在設置している分電盤に後から設置することも可能です電気工事店や業者に相談してみましょう。

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