D種アース接地工事

アース接地工事がなぜ必要か目的

洗濯機や水回りの機械を使用中に感電しないようにする為、人等に対する感電を防止する。電気機器に漏電が起きた場合に漏電による火災を防止する。漏電が起きた場合に漏電保護装置（漏電遮断器、漏電警報器）を確実に動作させる為(漏電ブレーカーが設置していない分電盤は漏電ブレーカー設置を強くお勧め致します。)
変圧器低圧側の中性点を接地する系統接地の目的、変圧器内部の混触事故により低圧側の電路に高い電圧の侵入を防止する為に必要となります。

D種接地(アース)工事の接地の必要な電気器具

・洗濯機や電気温水器等の水気・湿気の多い場所で使用する電気器具

・井戸ポンプや自動販売機等を屋外で使用する電気器具

・商店や工場等にあるエアコン、工作機器、溶接機等の200ボルトで使用する電気器具

接地の方法

銅板、銅棒、亜鉛メッキした鉄棒（接地極）などに、銅線をろう付けによって接続し 地中深く埋め込み、あるいは打ち込んで、電線を延長し接続目的物と接続する（接地目的物を接地線で大地へつなぐ）

なお、接地極は、なるべく水分を含み、酸類など金属を腐食させるような成分を含まない場所を選ぶようにします。
接地線は、一目で接地線であることが分かる場合のほか、緑色のビニル被覆で直径1.6ミリメートル以上の絶縁電線を使用します。
なお、可搬形の電動工具など移動して使う電気器具では、付属するコードやキャブタイヤケーブルなどの心線のうち、緑色被覆のものを差込プラグからコンセントの接地用の極を経て接地するようにします。
接地抵抗値は100オーム以下ですが漏電した場合に0.5秒以内に自動的に電気を止める漏電遮断器が電気器具に取り付けられていると500オーム以下に緩和されます。

接地工事

接地の種別

このページでの工事内容、工事価格の説明はD種接地工事の説明になります。

※１　自動的に高圧又は特別高圧の電路を遮断する装置の遮断時間が1秒を超え、2秒以下の場合、300を除した値以下。また1秒以下の場合、600を除した値以下。
電気設備技術基準より

アース接地工事価格

D 種接地工事価格はおよそ18000円から30000円の間が多い価格帯となります。
D種接地工事数値には比較的容易に接地抵抗値を落とすことができますが、建物の建っている場所や接地工事を行いたい場所によってはなかなか接地抵抗値が落ちない場合も多々あります。

A種接地工事基準までに接地抵抗値を落とすのは大規模なアース接地工事が必要となります。

接地工事を依頼する場合は電気工事店【テイクサービス】に相談することをお勧めいたします。

※接地(アース)工事には電気工事士免状保有者でないと施工できません。
電気工事店【テイクサービス】に依頼してコンセントにもアースを設置しましょう。

ご自宅のトイレの温水便座や洗濯機または電化製品を使用しているコンセントにアースが設置されていない場合は安全のためにアース付コンセントを設置を検討してみましょう。

普通の2口ダブルコンセントにアース線が来ていない場合はアース付コンセントに取替えても意味がありませんので電気工事店【テイクサービス】に依頼をして接地（アース）工事とアース線配線工事を施工してもらいましょう。

最近では電気自動車が普及しています。電気自動車の充電コンセントにはしっかりアースをとることが必要となります。
EV充電コンセント工事ページ

エアコンを新たに設置す為に専用回路コンセントを増設する場合は必ずアース線を分電盤から一緒に配線しましょう。アース線が分電盤にない場合は接地工事を行います。

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2022.03.26

専用配線コンセント工事内容　工事価格

https://www.denkikoujiqa.com/housedenki/senyou

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